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転職して、テレワークの仕事がしたい!なら

通勤不要、自宅で仕事ができるテレワーク。様々な理由からテレワークの仕事をしたいという人は多いでしょう。ここでは、テレワークの仕事がしたい方が転職を考える際に気にしておいてほしいことをお話します。

テレワークのいいところ3選

自宅で仕事ができる

テレワークは、オフィスではなく自宅やサテライトオフィスで働く働き方。自宅から出ないで済むため、通勤時間のストレスがありません。また、育児や介護、身体的な問題で自宅にいる必要がある人が就業しやすい働き方です。

プライベートを充実させられる

通勤が不要ということは、これまでそこにかかっていた時間をそのままプライベートに使えるということです。家事や趣味、勉強の時間として利用できるため、心身のバランスにもよい効果があるといえます。

対人ストレスが少ない

基本出社しないテレワークでは、毎日顔を合わせる必要がないため、合わない人と無理に話すといったような対人ストレスは軽減されます。

テレワークの落とし穴

テレワークっていいことばっかり!テレワークの仕事がしたい!…ちょっと待って、メリットばかりに目がいっていませんか?物事にはメリットがあればデメリットもあります。テレワークにも落とし穴はあるんです。

時間のメリハリがつきにくい

特に転職したては仕事の段取りがまだ悪いこともあり、もたもたしているうちに時が過ぎ、休憩時間にずれ込んだり、終業が遅くなったりしてしまいがちです。集中してしまって時を忘れるということもあるでしょう。出社していれば周囲の動きや声かけなどで気づくこともできますが、一人で自宅で行うテレワークだと、時間のメリハリがつきにくくなります。

コミュニケーションが取りにくい

テレワークのコミュニケーションは主にチャットやメール、Webミーティングです。顔の表情を見たり、「ちょっとよろしいですか」と声をかけることはなかなかできません。特に転職してすぐの、チームメンバーを理解したい時期には注意が必要で、なにかと困ってしまったり、孤独感に悩むことも。

仕事しにくい、覚えにくい

出社して誰かが隣にいるのであれば、転職したてでも聞いたり見たりで仕事を覚えることができますが、テレワークではそれができません。何か疑問があっても一つ一つチャットやメールで聞かなければなりませんし、相手が忙しいかどうかは見て分かるわけではないので質問がしにくいということも。

自宅の環境が仕事に不向き

転職し、いざ仕事を自宅で始めると、意外と自宅での仕事が難しいことに気づく人も多いです。長時間座っていることに不向きなデスク・椅子だったり、外の音が気になったり…セキュリティ面で不安がある場合も。

テレワークに向いている人、テレワークの工夫

向いていないのに無理にテレワークを行うと先述のような落とし穴にはまり、かえってストレスを感じてしまうこともあります。テレワークの仕事がしたいと思うのであれば、自分に向いているかをよく考え、また自分で工夫して改善できることをよく覚えておいてください。

テレワークに向いている人

  • 一人で集中することが得意
    コツコツと仕事をするのが得意ならテレワークでも生産性をキープできます。もちろん集中しすぎて連絡がお留守になるようなことはないようにしましょう。
  • 判断力・責任感があり、自発的に行動できる
    指示待ちタイプではテレワークはうまくいきません。ある程度自分で判断し、責任をもって適切な行動をとれるような人でないと、テレワークでの信頼は得られません。
  • 計画性があり、自己管理ができる
    スケジュール管理をしっかりし、プライベートとの切り分けもできなければなりません。だらだら休憩してしまったり、いつまでも仕事をしてしまうようなことがないようにしましょう。
  • 作業環境を整えられる
    テレワークにふさわしい環境を作り、オフィスで仕事をしているのと変わらないパフォーマンスを維持しましょう。

テレワークですべき工夫

  • 時間のやりくり
    アラームを活用するなど、自分でできる工夫をし、だらだら過ごさない工夫をしましょう。
  • 報連相の工夫
    文章の書き方はもちろん、チャットだけではなく場合によってはWebミーティングや電話を使うなど、相手の性格も考えてより正確な情報交換ができるよう工夫しましょう。
  • コミュニケーションの工夫
    お互いに理解を深められるよう、適度な雑談をうまく使ったり、チャットならスタンプなどを工夫したりして、コミュニケーションの機会は逃さないようにしましょう。特に転職してすぐは自分をしっかり売り込んでいきましょう。テレワークの仕事がしたいならば、これは最も重要な工夫であるといえます。
  • 仕事しやすい環境を整備する
    転職し仕事を始めて見てからも、環境をどんどんアップデートしましょう。QOLの向上にも繋がります。

これらのことは、転職する際の自己アピールにも活用できると思います。転職先の会社としては、テレワークでも陰日向なく働き、生産性をキープしてくれ、一緒に働きやすい人を求めています。これらの性質、努力、そしてテレワーク環境でも有効な親しみやすさがあれば、希望の企業への転職も叶うでしょう。

テレワークの仕事がしたいならこの職種!

テレワークがそもそも不向きな職種もあります。言うまでもないことですが、テレワークの仕事がしたいなら、テレワークに向いている職種に転職しましょう。

事務職

機密情報などを扱う場合はセキュリティの整備が必要ですが、データ入力・資料作成などの作業はパソコンでコツコツと行うのでテレワーク向きです。

プログラミング

対面での対話をする必要があまりなく、プログラムを集中して書くことの方が多いため、テレワークしているイメージが強い職種の一つです。

クリエイティブ

デザインやライティングなどもテレワーク向きです。打ち合わせや写真撮影、取材などがあれば場合によっては外出も必要ですが、それらがWebミーティングで行えるのであれば完全テレワークでも可能な職種です。

営業、コンサルタント

人と会うことが仕事というイメージが強いですが、客先に出向く方が多いわけですから、テレワークでオフィスに出社する手間を省けば、その分時間を有効に使うことができる職種です。連絡は電話やメールが主になりますが、抜け漏れがないように気を使い高い信頼を得る努力が必要です。

管理職

管理職こそテレワークすべき職種です。テレワークの仕事がしたい部下にとっても心強いですし、進捗確認などはコミュニケーションツールなどでできますからオフィスに常駐する必要はありません。情報共有も率先して行えば、部下のコミュニケーションの改善にも繋がります。

テレワークの仕事がしたい人の転職には、自己分析と小さな努力がたくさん必要!

テレワークの仕事がしたい、その気持ちだけでは、たとえ転職がうまくいったとしても、その後の仕事がうまくいかない…なんてことになりかねません。自分はテレワークに合っているかをよく考え、またテレワークでの仕事の生産性を高めるための努力を怠らない気構えを持ちましょう。先に述べたように、これらは小さなことの積み重ねでもあります。テレワークの仕事がしたい、続けたいのであればコツコツ真面目に取り組む姿勢も必要になってくるのを忘れないでください。