ハイブリッドワーク
読み方:はいぶりっどわーく
●概要
ハイブリッドワークとは、オフィス勤務とテレワーク(リモートワーク)勤務を組み合わせた働き方のことです。仕事の都合や内容、曜日などによって働く場所を変えられるため、従業員の柔軟性を高めるとともに、オフィスの利点とテレワークの利点をバランスよく組み合わせることができます。
ハイブリッドワークの大きな特徴は、オフィス勤務の持つ対面でのコミュニケーションやコラボレーション、チームワークの機会と、テレワークがもたらす通勤時間の削減や集中しやすい環境、それらによるワークライフバランスの改善といった利点を両立できる点にあります。
具体的には、週に数日はオフィスに出社し、残りの日は自宅やサテライトオフィスなどで働くといった形態が一般的です。出社日はチームでの会議や共同作業、顧客との対面打ち合わせなど、対面で行う方が効率的な業務に充てられることが多いです。テレワークの日は、集中して取り組みたい業務や、個人のペースで進めたいタスクなどに適しています。
ハイブリッドワークのメリット
- 柔軟な働き方:業務内容や都合に合わせて働く場所を選択でき、多様な働き方を実現します
- オフィスとテレワークの利点の両立:対面での交流と集中できる環境をバランス良く享受できます
- ワークライフバランスの向上:通勤負担が減り、働く場所を選べることで仕事と私生活の調和を促進します
- 生産性の向上:業務に適した環境で作業でき、集中力が高まり生産性向上に期待できます
- オフィスコストの最適化:テレワークによりオフィススペースや関連コストを効率化できます
- 多様な人材の確保と定着:柔軟な働き方を求める層にアピールし、優秀な人材の確保や離職を防ぎます
- BCP(事業継続計画)対策の強化:オフィスが利用できない状況でも、事業継続のための選択肢を増やすことができます
導入には多くのメリットがありますが、一方でコミュニケーション不足の解消や公平な評価制度の構築、セキュリティ対策の強化など、企業側が考慮すべき点も存在します。
また、ハイブリッドワークを取り入れているオフィスでは、多くの場合フリーアドレス制が採用されています。フリーアドレスとは従業員が固定のデスクを持たず、出社時に空いている席を自由に選んで仕事をするスタイルです。
ハイブリッドワークでは従業員の出社日が分散するため、YourDeskのような座席管理(ホテリング)システムを利用すれば、オフィスの座席の事前予約や空き席の確認が簡単になり、メンバーの出社状況を把握することも可能になります。