セキュリティ
読み方:せきゅりてぃ
●概要
セキュリティとは、情報や資産を不正アクセス、破壊、漏洩などから保護する取り組みです。技術的・物理的・人的な対策を講じ、安全性と信頼性を確保することを目的とします。
セキュリティは企業や組織が保有する重要な情報資産、データ、システム、物理的な施設などを、様々な脅威から守るための対策全般を指します。その目的は「情報漏洩」「不正アクセス」「データ破壊」「システム障害」「物理的な盗難や損傷」といったリスクを防ぎ、事業活動の継続性や信頼性を確保することにあります。
具体的な対策としては、情報システムに対するサイバー攻撃への防御、従業員の情報セキュリティ意識の向上、入退室管理や監視カメラによる物理的な保護などが挙げられます。
現代社会において、セキュリティ対策は企業の存続に関わる重要な経営課題の一つとなっています。
フリーアドレスにおけるセキュリティ
フリーアドレスでは従業員が毎日異なる席で業務を行うため、従来の固定席オフィスとは異なるセキュリティ対策が求められます。
- 物理的セキュリティの強化
個人ロッカーの設置による私物の管理徹底、誰でも持ち運び可能な私物のPCやデバイスへの対策、不特定多数の利用がある共有スペースにおける情報漏洩リスクの管理が重要です - 情報セキュリティの徹底
どこからでもアクセスできるネットワーク環境では「VPNの利用を義務付ける」「強固な認証システムを導入する」「アクセス権限を細かく設定」するといった対策が不可欠です。また、離席時に画面ロックを徹底する、書類を机上に放置しないなど、従業員の意識も重要になります - 行動規範とルールの明確化
共有スペースでの会話内容への配慮、機密文書の取り扱いルール、退席時のデスク周りの整理整頓など、フリーアドレス特有の運用ルールの中にセキュリティに関する項目を盛り込み、周知徹底する必要があります
フリーアドレスの利便性を享受しつつ情報資産を守るためには、従業員一人ひとりのセキュリティ意識の向上と、それらを支える技術的・物理的なセキュリティ対策と継続的な運用が不可欠です。
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